- こちょう
- I
こちょう【古帳】古い帳面。 古い記録。IIこちょう【古調】古い時代の調子。 楽調・画調や和歌の調子などにいう。IIIこちょう【戸長】1872年(明治5)大区・小区制による地方制度改革で, 小区ごとに置かれた役人。 従来の庄屋・名主から選ばれ, 一般行政事務を扱った。 89年市町村制施行により町・村長と改称。IVこちょう【来てふ】〔動詞「来(ク)」の命令形「こ」に, 「と言ふ」の転じた「てふ」が付いたもの〕来いという。V
「胡蝶(コチヨウ)」に掛けて用いられる。 「月夜よし夜よしと人につげやらば~に似たり待たずしもあらず/古今(恋四)」
こちょう【枯凋】草木が枯れしぼむこと。 また, 物事の勢いが衰えること。VI「萎蘼(イビ)~して居て, 往処(ユクトコロ)として饑餓凍餒(キガトウタイ)の歎声を聞ざるはない/緑簑談(南翠)」
こちょう【枯腸】(1)飢えた腹。「我兵士の~を肥した/肉弾(忠温)」
(2)思想や詩想が枯れて乏しいこと。VIIこちょう【胡蝶・蝴蝶】(1)蝶のこと。 ﹝季﹞春。(2)家紋の一。 羽を開いた蝶を真上から描いたもの。(3)「胡蝶楽(コチヨウラク)」の略。(4)源氏物語の巻名。 第二四帖。VIIIこちょう【誇張】実際の様子よりもおおげさに表すこと。IX「表情を~して描く」
こちょう【鼓腸・鼓脹】(1)腸管内に大量のガスがたまり腹部が膨隆した状態。 腸閉塞・胃潰瘍や虫垂炎の穿孔による急性腹膜炎などで見られ, 嘔吐や腹痛を伴う。 腸満。(2)牛・羊など反芻動物の第一胃で食物が発酵してガスを発生し膨隆する病気。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.